みつをだもの

Just a startup lover

Why Smart People Have Bad Ideas by Paul Graham (April 2005)

http://paulgraham.com/bronze.html

(※この記事はポール・グラハムの記事の全訳ではなく要点のみまとめたものです)

・起業家には、見込みのある人、見込みのない人、そして見込みはあるのにアイデアには見込みがない人がいることに気づいた

Paulも最初、アートギャラリーをweb上で再現するというイケてないアイデアを考えていた、それだから21歳前後の有能な若者が金を稼げなさそうなアイデアでピッチをしているのを見ても驚かない

・私たちがそんなアイデアを掲げてしまったのは、それが最初に考えついたアイデアだからだ

・何かに取り組むのに数年間費やすつもりなら、最初に浮かんだアイデアとは違うアイデアを考えた方がいい

・何かアイデアを思いつき、それに没頭しているうちに一時間1週間1ヶ月たつと、それに時間を費やし過ぎたと感じて後戻りできなくなる

・没頭することは悪いことではなく、むしろいいこと→解決策は、何かに時間をつぎ込めばそれが良いものになるわけではないということに気がつくこと

・人がやりたがらないことをやれ→プログラミング言語の開発などはみんながやりたがり結局タダでやる人が出てくるので儲からない

・ビジネスは2足のわらじでは成り立たない→心から没頭するか、全く手を触れないかのどっちかだ

・スタートアップは偶然では手に入らないお金を得ることもできるが、それは全てにおいて事業の優先度を第一にしないと決して起こりえない

・競合にVCから大金を調達しているスタートアップがいるからと臆病になってしまったが、実際その会社は恐れるに足らない会社だった→プログラムには自信があったが、「ビジネス」という得体の知れないものにビビってしまったが、実際それは見た目ほど難しいものではない

・まとめると失敗した理由は①最初に思いついたアイデア②ビジネスについて曖昧なイメージしかなかった③競合を恐れて小さい市場に逃げた

・多くの起業家がが①のミスを犯している

・また、多くの20台前後の若者が解決するべき課題の選定に手こずるのは、長い期間人に課題を与えられてばかりで自分で課題を発見する能力を培っていないためである。→それは学校で良い成績を残すために全員が同じ問題を解いているという現状からも起因している

・課題を発見するというのは学習することができる能力である

・エンジニアは顧客の声を聞くことができないので必ずビジネスパーソンと一緒に仕事をしなくてはいけないというのは完全に誤り→コードを書くことができる人は一度課題に取り組めば誰でもユーザーにとって使いやすいUIを作ることができる

・顧客が何を求めているかを理解する際に最も大変なのは、自分が顧客の声を理解する必要があることに気がつくこと

カーネギーの「人を動かす」を読めば人が何を欲しているかを学ぶことができる、どうやったら人の視点から物事を見ることができるかを知ることができる

・どうやってものを作るかではなく、何を作るべきかを学んだエンジニアはとても強力

Make somothing people want

(著者紹介)

https://twitter.com/paulg?s=17